キングフィッシャー(R)投網・巻刺網 
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■投網の大きさは「ヒロ」で表す・・・1ヒロ=1.5m
投網の大きさは広がったときの円周と、最上端持ってぶらさげたときの錘までの全長で示し、この長さの単位を「ヒロ(尋)」という言葉で表します。昔の定義に従いますと「五尺の人間が両手を左右いっぱいに広げたとき、両手の指先から指先までの長さが背丈と同じ五尺になる。それが一ヒロ」ということです。つまり、1ヒロ=五尺で、一尺は30.3cmですから1ヒロ=五×30.3、即ち1ヒロ=1.5mというわけです。

■網目の大きさは「目合い、節」で表す・・・節=約15cmの間にある結び目数
網目の大きさのことを目合いといい、節(せつ)という単位で表します。
節もヒロと同じく尺を基準としたものです。網を縦に引っ張れば結び目が竹の節のようになりますが、この状態で「五寸(一尺の半分=約15cm)の間にいくつの結び目があるか」ということを、何節という言葉で表します。この時、スタートを0(ゼロ)ではなく、1節として勘定してください。
例)結び目が11ある投網は目合いが11節。
  結び目が11なら結び目と結び目の間は10。
  五寸(15cm)/10=五分(15mm)が一つの網目の一辺。
  従って11節の投網の網目は15mm四方の正方形となる。
つまり節の数が多くなるほど網目は小さくなり、節の数が少なくなるほど網目は大きくなります。

節と網目の大きさ
目合い
1目の長さ
網目の一辺
1ヒロ当たりの目数
21節
15.0mm(5分)
7.8mm
100目
18節
18.0mm(5分8厘)
8.7mm
90目
16節
19.8mm(6分6厘)
9.9mm
80目
14節
23.1mm(7分7厘)
11.6mm
70目
12節
23.7mm(9分1厘)
13.7mm
60目
11節
30.0mm(1寸)
15.0mm
55目
10節
33.0mm(1寸1分)
16.5mm
50目
9節
37.5mm(1寸2分5厘)
18.8mm
45目
8節
42.0mm(1寸4分)
21.0mm
40目
7節
48.0mm(1寸6分)
24.0mm
35目
6節
60.0mm(2寸)
30.0mm
30目

■網目の大きさと対象魚について
メダカから大鯉まで全ての魚がよく獲れる、という投網はありません。
目合い(網目の大きさ)が何節ならどんな魚が獲れるのかは一般的に下記が目安とされています。

目合いと対象魚
目合い(節)
糸の太さ
対象魚
魚の全長
ソラ
オケガワ、袋
20〜18
1〜1.5号
1.5〜2号
モロコ、ワカサギ、イトヨ
6〜10cm
16〜14
1.5号
2号
オイカワ、ウグイ(小)、フナ(小)、アユ(小)
8〜13cm
12〜11
1.5号
2〜3号
ウグイ(中)、フナ、アユ(中)
13〜16cm
10〜9
1.5〜2号
2〜3号
アユア(大)、フナ、ウグイ(大)、ボラ(幼魚)
16〜25cm
8〜7
3〜4号
4〜6号
ボラ(幼魚、成魚)、クロダイ、スズキ(幼魚)
23〜25cm
6〜5
5〜6号
6〜8号
コイ、ボラ、クロダイ、スズキ
30cm以上

■投網の保管について
当店も主に製造販売させていただいてるナイロン系の投網では、従来の天然繊維に比べ保存と手入れにそれほど気を遣う必要はありませんが、それでも下記の点にご注意いただき保管頂ければ幸いです。
使用後は網に付着したゴミや雑魚などを取り除き、必ず真水でよく洗って下さい。
鉄サビは糸を弱める大敵です。網や手縄などもを鉄製のクギなどにかけることは避けて下さい。その場合はクギに紙などを巻くようにしてすれば問題ありません。
ナイロン系の投網はなるべく直射日光を避けて下さい。紫外線は糸の老化を招く可能性があります。干すときや保管する場合は出来るだけ日陰を選んで下さい。
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